ノルマン犬猫日記

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はじめに

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            フランスのノルマンディーにあるうちの家には、
            猫が4匹いました。
            ミヌー母さんとその子猫たち、
            プリュム、パシャ、クロクロです。

            うちで産まれてから約2年7か月後の
            去年11月30日にプリュムが姿を消し、
            2ヵ月以上経った今でも家に帰って来ません。

            うちの猫たちは基本的に外で暮らしているため、
            何かが起こる可能性があることは予想していました。

            それでも、子猫たちが大きくなるにつれ、
            ちゃんとちゃんと毎朝ごはんをもらいに来る様子を見て、
            この安定した状態がある程度続くものだろうと、
            高を括っていたのです。

            たぶん、10年後くらいに起こるかもしれないけれど、
            決して明日起こることではないだろうと。

            でも、それはある日突然やってきた。


            プリュムがいなくなってから、
            猫たちの写真をようやく整理してみると、
            6ヵ月前から撮りっぱなしの状態でした。

            6ヵ月。
            人間だったら、半年後といえば、
            普通に行けば生存しているはずで、予定も入れられる範囲。

            でもうちの猫は違う。
            私が日々の生活に追われている6か月後、
            また他の猫がいなくなってしまうかもしれません。


            日々の暮らしは、
            手の平から流れ落ちる砂のようなものだと思う。
            さらさらさら、さらさらさら、
            ひとつひとつの小さな砂を凝視する間もなく、
            流れるままに、たくさんの些細な物事が過ぎ去っていきます。

            そして、私たちは、
            手の中にあと、どれくらいの砂が残っているかを知りません。

            限られた生を受けているのは、
            猫だけでなく人間も同じこと。
            猫との暮らしがさらに短期間ならばなおさら、
            流れ落ちる小さな砂の一粒を大切にしたいと思うのです。
            そして、それは6ヵ月後ではなく、
            今、この時でしかないのです。

            外猫であるうちの猫たちとの限られた時間を大切にすべく、
            どんなに忙しくても、できるだけ猫たちと散歩をすることを、
            自分に課すことに決めました。

            このブログはうちの猫たちとの散歩日記です。

            そして、プリュムが帰ってくる日を、
            みんなで待っています。



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by normanneko | 2014-02-08 06:32 | はじめに